イコライザーの調整は続く

イコライザー設定覚書を書いた時から一週間経ったけど、その間にも音が変化してイコライジングも修正した。
低域は+9dBの増強だったのが+8dBに変更、これでもまだちょっと出過ぎかもしれない。
最終的には+7dBで落ち着くかもしれない。
鳴らし続けてると日々どんどん低音が出るようになって来る。
自分の自作スピーカーのポテンシャルにちょっと驚いてる。

ピークホールドの画像ではハイ上がりなのに低音が出過ぎ?と考える方が居るかもしれないが、スイープ信号でハイ上がりだとピンクノイズではハイ落ちになる。
foobar2000イコライジング、ピンクノイズで測定
paa3 #4
もしスイープでフラットになるように調整すると、ピンクノイズでは可也のハイ落ち、聴感でも明らかにハイ落ち、という訳で折衷で調整している。
この辺もイコライジングの際、測定を重要視しない方がいい理由だ。
スイープ信号での調整に固執しても変な音になる。
アマチュアの場合は自分の耳を信じる事も重要だ。

音は大分普通になってきた。
普通に音楽を聴いてて気になる事が無くなってきたし、それなりの音が入ってる音源だとそれなりに鳴る。
イコライジングが適正になってきている証拠だと受け取っている。
もう少しでイコライズの設定値も落ち着くだろう。

イコライザー設定覚書

2011/9/30記事変更

foobar2000 Graphic Equalizerの設定
foobar equalier v5
paa3 #3
素直に変化するので調整は簡単。
イコライジング全般に言える事だが、F特をまっ平らにする事を優先させずに、聴感でスイープに変な抑揚が付かないように調整する方が上手くいく。
また、調整値がギザギザになるまで細かく追い込んでいくと、音が汚くなる。
画像で言えば輪郭強調を掛けたような感じだ。
大雑把に、そして修正しきらない程度が良い。
低域を持ち上げる時は80~160Hzが膨らまないように気をつける。
その辺りに山があるとボワボワした音になる。


ffdshowイコライザーの設定
ffdshow equalier v5
paa3 #1
SuperEQをチェックした状態だと思った通りに調整出来なくてかなり悩んだが、以下のような事らしい。
左隣の設定周波数から設定周波数までを設定音量分変化させる。
変化周波数帯の両端は音量変化が1/2。
左端の音量設定値は無効。
周波数値が昇順になってないと無効。
仕様上、イコライザーが効かない区間があるので総合音圧レベルは「ボリューム」で設定。


Realtekイコライザーの設定
realtek equalier v4
paa3 #3 v4
±6dB程度の調整幅のようだがリニアに変化しなかったり、全体のレベルが勝手に変わったり、挙動がよく掴めない。
そして影響する幅が±2Octぐらいあり、使いずらい。
低音ブースト、高音ブーストといった使い方以外は向いてないよう。


uLilithイコライザーの設定
ulilith equalier v4
paa3 #4 v4
2/3Oct単位なのがちょっと使いずらい。
また、リニアに変わらない事があるのは何の問題だろう?
調整値は目安で測定値を信じるのが良いようだ。

サブウーファー故障 & イコライザー試験

Velodyne HGS-18が故障したorz。
P1030692.jpg
電源を入れるとプププププというノイズが出る。
音楽信号を入れるとそれに同期して出る。
ウーファーを手で触れたり、傍で足で床をドンと蹴るだけでも出る。
多分MFB機構の故障だ。
購入は10年以上前、はたして修理は受け付けてくれるだろうか?
それは追々やっていくとして、沖縄に来た時から考えていた、オーディオシステムの縮小をテストする事にした。
つまりサブウーファーの排除だ。
こちらに来て痛感したが、もし機械が故障した場合、修理以前に送料が馬鹿にならなくてそれだけで萎える。
HGS-18だって東京往復で送料1万円越える。
SONYのTA-N1の時みたいに国産ならサービスがしっかりしてるので、まだ許容出来るが、輸入代理店経由の海外製品は駄目だ。
それ以前にもはや大きな音等出さないのだから、システムをシンプルにするのが一番だ、使う機器が少なければ故障も減る。

という訳でとりあえずサブウーファー無しの周波数特性を測ってみた。
PAA3 #06
160Hzからだら下がりで50Hzは-10dB落ちという所か。
ちなみにスイープ信号20~20kHzで測定している。
大型の部類に入るスピーカーだが、サブウーファー前提の設計と、壁から思いっきり離したセッティングで小型スピーカー程度の低音しか出ない。
現在のセッティングは、近所迷惑にならないように試聴位置に近づけるのが目的なので、壁に引っ付ける気は無い。
今プレイヤーにしてるのはPCだけなので、ソフトウェアのイコライザーを試してみる事にした。
リサンプリングで素晴らしい性能を発揮してくれたのでイコライザーも優れているかもしれない。

…優れてました(笑)。
foobar2000 Plug-in Graphic Equalizer 0.1.2 設定値
foobar equalie

foobar2000使用時周波数特性
PAA3 #10

ffdshowイコライザ設定値
ffdshow equalie v2

ffdshow使用時周波数特性
PAA3 #04

さすがに音楽再生専用プレイヤーのfoobar2000、1/3Oct幅で調整できるイコライザーがあり、素晴らしくフラットに出来た。
音質的には何の問題も無く、単体イコライザーのような劣化はまったく感じられない。
適切に作られていれば、デジタルだから弄っていない部分は無劣化だし、1つの機器の中で行っている事だから、オーディオ的に音が変わるという問題も起きない。
それに現代的なPC上で動く事を想定した物なので、単体イコライザーとは計算量が桁違いでもおかしくない。
リサンプリングで16bit/44.1kHz→24bit/96kHzに変更してるからCD音源では情報量が減るという事も無い。
ハイビット音源では情報量が減るだろうが、どうせわからない。
オーディオの経験からイコライザー類は毛嫌いしていたが、考え直した方が良いようだ。
そして動画再生時に使用しているffdshowの方だが、イコライザーのバンド数が少なく、1バンドの幅も設定出来ないので大雑把な設定しか出来なかった。
また、こちらもWASAPI排他モードで出力しているのだが、対応が遅れていて現在16bitじゃないと出力出来ないので、情報落ちがあるはず。
ただ動画再生時は音にそんなに気が回らないし、聴感上は問題無い。

聴感上の音の変化は、周波数特性の暴れが無くなった分音に厚みが増し、細かい音が良く聞こえるようになった。
ただし最低域が、サブウーファーが20Hzまで伸びていたのと違って、やっと40Hzという所なので、超低域の醸し出す空気感はなくなった。
しかし、ベロダインはアイドル音が聴こえる程出るサブウーファーだったので、それが無くなりSNは良くなった分、今の環境向けかな?
サブウーファーも近かったから、環境ノイズに付加されて聞こえていた。

これで暫く使って調整を詰めてみよう。
F特をまっ平らにするのが音が一番良いという訳ではなく、聴感では外した方が適切な部分もあるので、聞き込んでの微調整が重要なのだ。

foobar2000のSoX Resamplerの設定

SoX Resamplerが高性能なので、これでCDを24bit/96kHzに変換して聴いてみる事にした。
…CDをリサンプリングせずに聴いた時と比べると、24bt/96kHz音源の音に随分近い音になった。
くぐもった感じや音像のピントが合いきらない感じ、PCオーディオにしてから高域に感じていたシーシーといった安っぽい付帯音等が払拭され、艶のあるキレイな高域が出る。
つまり私が感じていたCDでの付帯音は、DACの性能上取りきれなかった折り返しノイズや量子化ノイズの音だったのだ。
それが非常に高性能で高負荷のアップサンプリング処理をされる事で、可聴帯域外にノイズが持ってかれ、聞こえなくなった訳だ。
しかしやはり、今までもアップサンプリングを試す度に感じた、音が高域寄りになる感じや、音が鈍って迫力が減る感じは出る。
SoXは設定が色々出来るからそれで改善出来るか試してみよう。

以下の3枚のCDをテストに使った。
・(Reference Recordings) Eiji Oue - Respighi Belkis, Queen of Sheba
・(Meister Music) 荒井英治 - パガニーニアーナ
・(claves) Traditional Swiss Musical Instruments
高域が伸びているCD2枚と高トランジェントCD1枚の組み合わせ。
SoXの設定はQuorityはBest(旧VerのVeryHighQuarity)に固定。
まず、Passbandを変化させると、90%に近づける程高域が減退して、99%に近づける程高域が伸びた。
バイオリンの音で顕著だ。
ただし高域が伸びると同時に線が細くなり、「Traditional Swiss Musical Instruments」のカスタネットの音は迫力が無くなっていく。
神経質な音という言い方がピッタリ。
90%は音が暗く感じるが、癖が無く万能感がある。
次はPhase Respose、これは聴感上は0%に近づける程迫力が出た。
上の3枚のCDから離れて普通のRockを聴いた方が判り易かった。
Allow aliasingはチェックを入れた方が音にエッジが出て迫力が増すのだが、ざらざらした感じになる。
どういう効果のある物なのか判断しずらい。
結果は、軟調な音にしたくないという事を重視すると、Passband 90%、Phase Response 0%、Allow aliasingチェック有りが良いと感じた。
この設定だと「Traditional Swiss Musical Instruments」のカスタネットの音もカチカチと歯切れ良く鳴る。
しかし各設定項目の理解が足りなくて、特にAllow aliasingがよく判らないので、これを中心に理屈をもっと調べた方が良いと思った。

とりあえずスペクトラムを取る。
ホワイトノイズ 0dB PB90% 2496
ホワイトノイズ 0dB PB90 2496

ホワイトノイズ 0dB PB90% AA 2496
ホワイトノイズ 0dB PB90 AA 2496

ホワイトノイズ 0dB PPHS
ホワイトノイズ 0dB PPHS

重い荷を背負っては遠くへ行けない」の説明をお借りすると、Allow aliasingは阻止帯域での音圧の抑制が緩くなってナイキスト周波数(CDだと22.1kHz)以上の音声成分が出力に漏れるようになる。
スペクトラムで見ると確かにその通り、ついでにPPHSのノーマルモードはAllow aliasingをチェックした時と同等の処理だという事も判る。
Allow aliasingには処理が軽くなり、リンギングが短くなるという利点がある。
リンギングとは何だろうか?
視覚で解る画像を見つけた。
SoX - Sound eXchange | Resampling (SoXの本家サイトのページ)の最下段、from 44.1kHz to 96kHzから、
rate-44k1-96k.png

こっちの方が解り易いかもしれないので、SRC COMPARISONS(96kHz to 44.1kHz)から、
SOX 14.2.0 VHQ Linear Phase (上の画像の-vsと同じ設定)
SoX14_VHQ_LP.png

SOX 14.2.0 High Quality (上の画像の-vと同じ設定)
SoX14_HQ.png

真ん中のピークを抜いた、両側のビロビロしてる波がリンギング。
時間軸上でピークよりも前がプリエコーで、後はポストエコー。
リサンプルの為には補間関数が必要で、その為に使われるSinc関数は対象位置の前後のサンプルを利用して計算する。
前後のサンプルをたくさん使う程高精度になる。
そしてその対価として処理負荷は増大して、リンギングが長くなる(理屈ではリンギングは無限に続く、ただし収束が速い遅いといった違いは出せる)。
このリンギングが大きく長くなると聴こえてきて、音質的なダメージになる。
SoXでPassbandの数値を上げるデメリットはリンギングの増加で、画像の -vb 99・7(品質 High Quarity、Passband 99.7%と思われる)の凄く長いリンギングは音質的に問題になるだろう。
エコーが掛かった分離の悪い音になると思われる。
逆に -m と -mb 90 (品質 Middle、Passband 95%と90%と思われる)の比較からも見てとれるように、SoXでPassbandを下げるとリンギングが短くなり、音のキレが良くなる訳だ。
ぶっちゃけ、リンギングがアップサンプリングで音が高域寄りになったり、音が鈍って柔らかくなったりする原因だと思う。
エコーを掛けてるのと同じ事だからだ。
(インパルスのような特殊な音波じゃないと、上の画像のようにたくさん出ないので気にならない人は気にしなくて良いです)

そして自分の聴感ではプリエコーが特に音を鈍らせる原因に感じる。
トランジェントの高い音というのは波形が壁のように急に立ち上がるからこその物であって、プリエコーが落差を埋めてしまっては鈍って当然。
SoXでPhase Responseを0%にした時の波形は、画像の-vsM。
立ち上がりは急だが、ポストエコーが2倍の長さになる。
そしてデジタルLPFの特徴の位相が回転しない(群遅延歪みがない)という利点も失われる。
SOX 14.2.0 VHQ Linear Phase
SoX14_VHQ_LP.png

SOX 14.2.0 VHQ Minimum PhaseHigh Quality
SoX14_VHQ_MP.png
ただし人間は高域の位相を感知できないので、これは問題無いと思う。
だいたいスピーカーの高域位相が無茶苦茶だ。

最後にAllow aliasing、画像の -vM と -vMa の比較からリンギングが短くなるのが確認出来る。
Allow aliasingの問題点のダウンサンプリング時に遮断が甘くて漏れた音声成分が下の周波数のノイズになってしまう問題は、アップサンプリングでは起きない。
ただし漏れた音声成分というのは量子化ノイズや折り返しノイズが大部分と思われるので、これが高域を汚す原因になると思う。
音のキレとキレイさのどちらを取るかという2択だ。

という事で理屈と聴感が一致。
各設定項目の効果も十分理解したので、さらに幾つかのCDを聴きこんで決めた設定が、Passband 93.3%、Phase Response 0%、Allow aliasingチェック有り。
ホワイトノイズ 0dB PB93.3 AA PR0 2496
Phase Response 0%にすると50%の時よりも高域が減るように感じる。
Passband 90%と組み合わせるとかなり暗めの音なので、Passbandの数値を上げて好みの明るさに調整したら93.3%になった。
この辺は嗜好やシステムとの相性による調整だ。

最終的に出た音はかなりの物だと感じられた。
CDの高域がこれだけ好みに合った方向で、質が良くなるとは思ってもみなかった。
桁違いの演算性能を持つPCと、細かな調整の出来るアプリの賜物だ。
高度なデジタル処理で最少劣化でアップサンプリング出来るから、後段の11年前の中級DACが生きてくる。
アナログ部に金が掛かってるから、デジタル部だけカバーしてやれば、今でも十分な力を発揮する。
今の音は、ほぼ全ての面で、前に使っていたEsoteric P-70での音を凌駕してると思う。
CDを見限ろうとした途端に過去最高の音でCDが鳴るとは皮肉な物だ。
24bit/96kHz音源漁りの手を止めて思わず昔のCDの音を聴き返してばかりいる。

foobar2000のResampler Plug-inの性能比較

うちのHTPC機が88.2kHzをデジタル出力出来ないのでfoobar2000のリサンプル用Plug-inを調査する事にした。
参考になったサイト、
サンプリングレート変換プログラムの性能比較
重い荷を背負っては遠くへ行けない
特に「重い荷を背負っては遠くへ行けない」は理解が深まり為になった。
後は実際に自分で試してみるだけなので、それぞれダウンロードしてみたが、最新版のfoobar2000ではSoX Resamplerしか動作しなかった。
何か間違えてるのかもしれないが、それは後回しにしてデフォルトで入ってるPPHSとSoXの一騎打ちをした。

ホワイトノイズ 44.1kHz (元)
ホワイトノイズ 0dB 44.1kHz

ホワイトノイズ 44.1kHz → 96kHz PPHS
ホワイトノイズ 0dB 44.1→96kHz PPHS

ホワイトノイズ 44.1kHz → 96kHz PPHS Ultra Mode
ホワイトノイズ 0dB 44.1→96kHz PPHS Ultra

ホワイトノイズ 44.1kHz → 96kHz SoX Passband 90%
ホワイトノイズ 0dB 44.1→96kHz SOX PB90

ホワイトノイズ 44.1kHz → 96kHz SoX Passband 99%
ホワイトノイズ 0dB 44.1→96kHz SOX PB99

スペクトラムを取ってみるとフィルタ特性が良くわかる。
PPHSのノーマルモードが一番スロープが緩い。
多分処理も一番軽い。
デフォルトで入ってる物なので様々な再生環境を考慮しての事だと思う。
しかしPPHSのノーマルモードはこのスロープだと22.1kHzを越えてしまわないだろうか?
それともこのまま真下に落ち込むのか?
PPHSのUltra modeはSoX Passband 99%と同等。
多分処理も同等に重いはず。
SoXはPPHSの2モードの間に入る特性と処理負荷で細かく設定出来るのはいい。
SoXにはPhase Resposeの設定もあるが、これはピークホールドに影響を与えなかったので割愛した。
設定範囲について考察すると、PPHSのノーマルモードのカットオフとSoX Passbandの下限設定値の90%はCDのリサンプリングで影響が出ないように定めたと思われる。
人間の可聴帯域上限を20kHzとして、そこからカットオフが始まる。
素人が適当に弄くっておかしな音を出さないようにという配慮だろう。
そういう観点から見てみると、実は設定はそんなに弄る必要が無いかもしれない。
比較した結果、自由度の高さからSoXを常用する事に決めた。

ところでリサンプル後のグラフにある22kHz以上の-25dB落ちのノイズは何だろうか?
試しに44.1kHz → 192kHz SoX Passband 90%でリサンプルしてみた。
ホワイトノイズ 0dB 44.1→192kHz SOX PB90
やっぱりだら下がりで出ている。
普通の音楽信号だとどうだろうか?
Eiji Oue - The Pines of Rome
Eiji Oue, Minnesota Orchestra - The Pines of Rome (ups)
緑:元CD
赤:SoX 96kHz Passband 95%
これでは出ていない。
他に数枚の音楽CDでも試したが出てなかった。
そこで心当たりのあるCDで試してみた。
Michael Jackson - Bad (Special Edition盤)
Michael Jackson - Bad (ups)
緑:元CD
赤:SoX 96kHz Passband 90%
出ている。
多分このノイズが出るのはディザやノイズシェービングを使ってノイズを高域に寄せているCDだと思う。
このノイズが問題になるかと言えば、可聴帯域外だし、全てのCDで出る訳ではないので気にしなくて良いと思う。
という訳でこの件は終了。

さて、元々88.2kHzを96kHzに変換する為に調査した物だったが、予想以上に高性能のリサンプラーだったのでCDも全部96kHzにアップサンプリングして聞いてみてはどうだろうかと思い立った。
アップサンプリングは音が柔らかくなるだけで今まで良い思い出が無いので避けていたが、これだけ理想的に動く物なら今までと違う結果が出るかもしれない。
ていうか出ました(^^;
次回の記事で。

CDと24bit/96kHz音源の音質比較 その2

Eiji Oue - The Firebird Suite
Eiji Oue - The Firebird Suite (diff)
緑:Refarence Recording CD
赤:HDtracks 24bit/88.2kHz
我が家のHTPC機は88.2kHzがデジタル出力出来ない事が判明orz
対応しているサウンドカードを差せば解決するが、とりあえずfoobar2000のPlug-inを使って88.2kHz→96kHzにリサンプリング。
一応変換前後で差が無いかチェックした結果がこれ、
Eiji Oue - The Firebird Suite (diff 88-96)
緑:24bit/88.2kHz
赤:24bit/96kHz
44kHz以上にノイズが出てないのは優秀。
ピークホールドの結果が完全に重ならないのは、画像を重ねる為に88.2kHzの方にスケールを掛けてるせいもあると思う。
さて、CDとの比較だがグラフで見た通りで、聴感でもHDtracks音源(以後HDと表記)の方が録音レベルが高いのでCDを+1~3dBして聴いた。
音はかなり差がある。
比べて聴くとCDの音がくぐもって聞こえる。
音の解像度も一段違う。
そしてHDの方の「Infernal Dance of King Kashchei」シーンのバスドラムは凶悪だ。
グラフの37Hz当たりの山がそれ、HDは音の凄みが全然違う。
CDで既に凶悪だったのにまいったね(^^;
近所迷惑過ぎてボリュームをもう一段下げてしまった。
優秀録音だったCDを上回る超優秀録音、お勧め。

Eiji Oue - The Pines of Rome
Eiji Oue - The Pines of Rome (diff)
緑:Refarence Recording CD
赤:HDtracks 24bit/88.2kHz
これも試聴の際は96kHzに変換して聴いた。
聴感でもHDの方が録音レベルが高いのでCDの方を+1~3dBして比較。
CDでも高域の伸びに圧倒されるが、HDではさらに伸び、音の広がり、分解能でももう一段上回る。
ハイビット、ハイサンプリングの利点がまじりっけ無しに味わえる音源。
ただしある程度以上のシステムじゃないと差が出ないかもしれない。
これも優秀録音だが、向き不向きがある。

McCoy Tyner - New York Reunion から Recorda Me
McCoy Tyner - Recorda Me (diff)
緑:Chesky CD
赤:HDtracks 24bit/96kHz
一聴して判る程の差がある。
HDの方は一皮剥けた音、CDとの音の差を感じたい人にお勧めの音源だ。
Jazz系のCheskyの優秀録音なので、そっちの音楽が好きな人向け。

今回は優秀録音CDとされている物を比較した。
やはりこういう物の方が差が出やすいというか恩恵を受けやすいというか、とにかくハイビット・ハイサンプリングにしてよかったと思える音が出る。
Refarence RecordingにしてもCheskyにしても録音レベルの低いレーベルなので、量子化によるダメージが相対的に大きくて差が付きやすいのかもしれない。
この辺入手の際の目安になると思う。

CDと24bit/96kHz音源の音質比較

Anna Caram - Blue Bossa から Desafinado
Anna Caram - Desafinado (diff)
緑:Chesky CD
赤:HDtracks
ピークホールドで見るとHDtracks音源(以後HDと表記)の方が音圧が高く見えるが聴感は同じくらい、ボリューム位置をそろえて聴いた。
出だしからアナ・カランの声の明瞭さに差がある。
CDの方は声がハスキーになって、発声している位置が少しぼやける。
声の位置を探ろうとするともどかしい感じだ。
HDの方では声に艶が出ると共に音像のピントが合う。
伴奏の楽器の音も同様だ。
だからといって強調する感じではなく、自然でこちらが正しい音と素直に受け入れられる。
そのお陰で余計な事を考えず落ち着いて聴ける。
HDの方が良いと感じられる。
他にも色々音源を比較したが、女性の声は差が出やすくて判りやすい。

Bill Evans Trio - Waltz For Debby から My Foolish Heart
Bill Evans Trio - Waltz For Debby (diff)
緑:Analogue Productions CD
赤:HDtracks
ピークホールドでは音圧レベルがほぼ同じに見えるが、聴感ではHDの方が音が小さい。
HDtracksの音源はこういう傾向の物が多く、リマスター時に録音レベルを低めにしてコンプレッションを弱くして加工を減らしているのかもしれない。
ボリューム位置は聴感で合わせてHDの方を+2~3dBして比較した。
CDの方が録音マイクの位置が近いと感じられる、はっきりくっきりした音だ。
シンバルのシャーンと鳴る音もベースも明瞭で、ちょっと聴いたぐらいだとHDの方が負けてるかと感じる。
しかし聴きこむと音像のピントが合いきらない感じが出てくる。
これが自分の感じるCDとハイサンプリング音源との明確な差だ。
そして音場感はHDの方が上だ。
客のざわめきの音が自然で深くて、よりその場に居るような感覚がする。
CDだとざわめきが途切れるような感じがあり、空気感がのっぺりしてる。
この比較では僅差でHD。
Analogue Productions盤CDの音が良過ぎた。
システムによっては逆転したり、どっちも良いって事になったりしそう。

Stan Getz, Joao Gilberto - Getz/Gilberto から The Girl From Ipanema
Stan Getz, Joao Gilberto - The Girl From Ipanema (diff)
緑:JVC K2マスタリング CD
赤:HDtracks
冒頭2分を計測。
これも聴感ではHDtracksの方が音圧が低かったので2~3dB上げて比較した。
アストラッド・ジルベルトの声がかなりはっきり違う。
CDの方が歳を取ったような、曇った音に聞こえる。
別のトラックのCorcobadoではCDの声に妙な高域の付帯音を感じる。
ただ、JVC K2のこのCDはミキシングから違っていて、HDtracksの音源とは別マスターと判別できるので、そのせいかもしれない。
ピークホールドではCDの方が高域が出ているように見えるが、聴感は逆なのは興味深い。

Donald Fagen - The Nightfly から I.G.Y
Donald Fagen - I.G.Y (diff cd,dvda2ch)
緑:CD
赤:DVD-Audio 24bit/48kHz 2Ch収録

Donald Fagen - The Nightfly から I.G.Y
Donald Fagen - I.G.Y (diff dvda2,5.1ch)
緑:DVD-Audio 24bit/48kHz 2Ch収録
赤:DVD-Audio 24bit/48kHz 5.1Ch収録
DVD-A 2Chはスペクトラムを見ると22.1kHzに窪みがある。
その上に出ている小山は折り返しノイズだろう。
CD用の44.1kHzのデジタルマスターを48kHzにリサンプリングしただけの物だと思う。
対してDVD-A 5.1Chはサンプリング周波数の高いソースからミキシングし直した新マスターだと判断できる。
CDとDVD-A 2Chの比較では、DVD-Aの方が音が良い。
聴感でもマスターが同じ事は判るが、音の煌びやかさ、存在感が増している。
リサンプリングの害で音が悪くなってると思ったのに予想外だ。
もしかすると24bitなのが効いてるのかもしれない。
マスターが24bit/44.1kHzだったりすれば、ハイビットの有利さが生きてくる。
だがまあ、この2つの比較はどうでも良い(笑)。
DVD-A 5.1Chが圧倒的に音が良いからだ。
音に厚みがあり、実在感がある、フェイゲンのボーカルは2Chでは存在感が薄かったが、センターチャンネルがあるお陰なのかなんなのか(2Chにダウンミックスして聴いても)、がっしりと真ん中にいる。
これを聴くと他のNightflyは聴けない。
とても好きなアルバムなので、これが高音質で聴ける事が、PCオーディオに移行してもっとも嬉しかった事だ。

Steely Dan - Gaucho から Babylon Sisters
Steely Dan - Babylon Sisters (diff)
緑:CITIZEN BoxSet CD Disc4
赤:DVD-Audio 24bit/96kHz 5.1Ch収録
これもDVD-Audioはリミックスされた新マスターなのでスペクトラムは違って当然。
音も全然違う。
低音楽器のアタックがしっかりしていて、フェイゲンの声も肉感がある。
そして全体の音の厚みがまったく違う。
DVD-Audioの圧勝。
スペクトラムでは、CDの方が高域を持ち上げているのが判るが、聴感は逆でDVD-Audioの方が曇り無く伸びている。


続く
(比較試聴が近所迷惑にならない時間にやらないといけなくて難儀なので続かないかも(^^;)

PCオーディオの潮流

CDをアルバム単位で全部取り込み終了。

ポップスやロックはアルバム単位じゃなくて曲単位にばらして管理するか、聴く曲が数曲しかないアルバムは丸ごと持ってるの無駄だし。

調べてみるとPCオーディオでは曲単位でflac(Free Lossless Audio Codec)形式で管理するのが一般的のようだ。
flacは可逆圧縮で劣化無し、wavの70%弱ぐらいに縮む。
そして大抵のプレイヤーでそのまま再生可能。
アルバム単位で聴きたい時は標準的なプレイリスト形式(cue、m3u等)があるので、それを作成する。
なるほど、この世界も黎明期から10年くらいも経って熟成されて、手法もツールも確立されている。

ネットで色々調べ物してたら、24bit96kHzの音声ファイル発見。
出所を調べてみると、アナログレコードを個人がデジタル化した物だったり、DVD-Aからリッピングした物だったり。
また、「24bit 96kHz download」とかで検索を掛けるとダウンロード販売をしている所も見つかった(例えばe-onkyo musicとか、HDtracksとか)。
そうか、フォーマットの制限が無いので、自由に高音質の追求が出来るのか。

話しは横道にそれて、DVD-Aってリッピング出来たんだと驚いて更に調べると、SACDやBlu-rayもリッピングして音声を抽出する方法があった(^^;
なる程、これら全て取り込んで、何でもかんでもHDDから同じ手順で再生、楽だな。

再生プレイヤーにuLilithを使っていたが、上記のような様々なフォーマットに対応する為、拡張性の高いfoobar2000を導入。
ほぼ何でも出来るプレイヤーだが、設定と機能の使いこなしで数日費やすorz
(ただ聴くだけならuLilithもシンプルで対応フォーマットも少し劣る程度で良いプレイヤー、現在も併用中)

24bit/96kHzファイルを幾つか入手、同じ音源のCDと聴き比べて確実な音の差を感じた。
音源漁り開始。
(いまここ)

この方面の最先端を行ってる方から何年か遅れだろうけど、やっとここまで辿り着いた。
自分の中では何年もCDで停滞していたオーディオが遂に新しい段階に進んだ。
同時にパッケージメディアとの決別も始まった。
現在進行形でオーディオの変革を感じてる。

CDの取り込み終了

先週中頃にやっと終了。
家にあった開封済みCDは460枚だった。
そして未開封故取り込みをしてないCDがまだ70枚ぐらい…。
P1030436.jpg
でもこちらは急ぐ必要は無いだろう。
作業してみて、取り込みエラーが出たり、取り込みに時間の掛かるCDは、良く聴いてたCDに多く、傷が主な影響を及ぼしてると判断出来たからだ。
例えば、セキュアモードでは取り込みエラーが出て取り込めなかった市販CDは以下の3枚、
・Donald Fagen - The Nightfly
・(hatOLOGY) Paul Dunmall - Ghostly Thoughts
・(Ocora) JAPON Sankyoku Ensemble Yonin no Kai
Nightflyは私の持っているCDの中でもっとも古い一枚、何百回かは聴いた。
信号面が点状に剥離していて、見るからに寿命だ。
hatOLOGYは紙パッケージにCDが挟みこんであるだけなのが災いしたようで、傷が多いし、信号面が薄く裏のプリントが透けてた。
Ocoraは内周部に大きな傷が付いていて、これが回復不能なエラーを起こしているらしい。
そうしてみると、未開封品は傷が無いので、長く持つと判断出来た。
また、メーカーや高音質化技術(xrcdとか)はCDの記録品質とは無関係。
CD素材は関係があるようで、普通のCDが一番取り込みに時間が掛からず、ゴールドCDの方が時間が掛かり、CD-Rはさらに時間が掛かり易いようだった。
CD-Rは焼き時の環境や手法で記録品質の差が可也出るようだ。
しかし、記録品質の悪いCDは音が悪いかというと、そんな感じはなく、例えばおしなべて記録品質の悪いCD-Rは、東京に居た頃交流のあった方々から頂いた生録(花火等)で、優秀録音といって良い物ばかりだからだ。
もっとも、確信を持って記録品質と音質は無関係と言うには、データは同じで記録品質の違うCDの聴き比べをしないといけないので、一個人の経験則程度に聞いて欲しい。

さて、やっと優秀録音盤をHDDに取り込んだので、メインシステムで久しぶりにちゃんとCDを聴いた。
専用CDトランスポーターのESOTERIC P-70から何分の一の価格で作ったHTPC機への変更、そして数年前の音の記憶との比較だ。
…全体に色気の無い業務用機的な音質。
オーディオメーカーのような音作りがなく、ストレートでエッジがある。
音に重さがあり、トランジェントが良く、音の広がりも良く、P-70よりも好みに合ってる。
ただし高域にシーシーと安っぽい音を感じて、それで分解能が阻害されているような印象を受ける。
最低域が弱いかもと思ったが、部屋のせいかもしれない。
こちらに引越してから近所迷惑なCDは聞いてないから、低域のちゃんとした比較が出来ない。
総評は、このHTPC機に掛かったコストを考えると、十分以上に良い音。
大抵のDVDプレイヤーやBDプレイヤーよりも上、それらはもっと軽い音しか出ない。
筐体重量が20kg以上、重し込みで30kg近いはずだし、電源も圧倒的に強いから、こういう差が出る理屈は十分ある。
アナログ出力は完全に捨てていて、デジタル出力専用なのもコストの割に良い音の理由と考えられる。
ちゃんと試聴してみて、高域側の安っぽさは直したいと思ったが、動画メインの現在の用途では問題無しとも思った。
動画音声は高域が伸びてないのばかりで気になる事はない。
HTPC機はまだ弄り代があるので、そのうち気が向いたら色々やる事にしよう。

CDをHTPC機に取り込んでます

やばい、ブログのネタ作るの忘れてた(^^;

先週の前半はHTPC機内のミュージックビデオやプロモーションビデオを、より高画質で見る方法を思いついたので、その編集作業。
動画を一曲単位にばらして、mpc-hcが再生プレイヤーになるようにして、可能な物は特別な設定が適用できるようにしていった。

後半はCDをHTPC機に取り込み作業。
何年も前にCDプレイヤーを売り払って、プレイヤーをHTPC機に統一したのに、CDの取り込みは遅々として進んでいなかった。
理由はすげえ面倒くさかったから(笑)。
実はImgBurnというアプリで取り込んでいて、曲名とか自分で打ち込んでいたので、手間が掛かって途中で断念していたのだ。
そうしたら動画の編集作業の時に、ネットで関連情報を探していたら、偶然Exact Audio Copyというアプリがある事を知り、使ってみた。
このアプリ、素晴らしい事にネット上のデーターベースでCD情報を共有していて、既に他の方がCDのデーターをデーターベースに上げていれば、それをダウンロードして使える機能がある。
だからほとんどの場合、CDを入れるとデーターベースから自動でデータをダウンロード、それでタイトル名もアーティスト名も曲名も埋まり、取り込みボタンを押すだけに出来上がり、となってしまうのだ。
そしてこのデーターベースがビックリする程充実している。
普通に売れているCDのデーターがあるのは分かるが、SheffieldやdmpやClarityRecordingsやhatOLOGYやAnalogueProductions等のマイナーレーベルのCDまでデーターがあるのは驚いた。
ポップス、ロック、ジャズ系だと150枚ぐらい取り込ませて、データー無しが2枚しかなかった。
うちは珍しい盤が多いので、これは凄い充実度だと言える。
※今試しに日本の自衛隊を入れたら流石にデータが無かった(笑)、この辺が限界みたい。

また、Exact Audio Copyの本来の機能としてエラーやズレ無しでCDを取り込める。
正しく取り込まれたCDのチェックデーターもデーターベースで共有しており、CDの取り込みで失敗がなかったかをチェック出来るようにもなっている。
設定は面倒だが、ネット上で解説しているサイトが多数有り、導入の敷居は思った程高くはなく、お勧めのアプリだ(ていうか私が知らなかっただけで有名ですね(^^;)。
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