HIS H657H1G

HIS H657H1G購入(7980円)。
画像上がH657H1G、下がSAPPHIRE HD5450 512M DDR3
P1020594.jpg
最近のビデオカードはヒートシンクが小さい。
その為高温になるのだけど、チップ自体が100度以上に耐えられるし、コンデンサ類も固体コンデンサばかりになってるので、昔程問題ではないらしい。
H657H1Gも高負荷な設定にして、動画再生すると75度まで上がったが、各サイトのレビューを見てもベンチ時の温度がこの位は楽に行くので異常では無いようだ。

H657H1Gは裏側1スロット占有という特殊な形状をしているので注意。
P1020598.jpg
MicroATXだとCPUクーラーと干渉する事があるだろう。
実際にTH67XEに組み込んでみた所、
P1020602.jpg
CPUクーラーはScythe Ninja3、外形寸法120×120mmで、H657H1Gのヒートシンクとフィンとの隙間は無い。
これより少しでも大きいと干渉して付かない。

ドライバー(11.5a)をインストール、GPU-Zでの情報
hd6570 gpu-z

Catalystで動画に関わる設定を見てみると、モスキートノイズ除去とブロックノイズ除去が追加されていた。
放送波のようなビットレートが低い動画で有用だろう。
その他はHD5450と項目に差は無いようだ。
VPL-HW10との接続も、色差出力とRGB888(限定)で輝度レベルが適合する。

UVD3の変更点は4Gamer.netの以下の記事が詳しい。
西川善司連載 / 「AMD Radeon HD 6800」徹底分析。HD 5800から何が変わったのか?

UVD2からは、3D対応の為、2ストリームのデコードが可能になり、MPEG2の再生支援範囲が広がった。
ただ、これらは割と体感しずらい差だ。
非常にロースペックなPCで3D再生しようとすれば差がわかるかもしれないが、そういうバランスの悪い構成は滅多にない。

さて動画再生、PowerDVD8とMPC-HC(EVR出力)でいつものチェックをしてみたが、HD5450と画質に差は無し。
これは当たり前の結果なので次に進む。
次はMPC-HCで「EVRカスタムプレゼンタ」+「Bicubic A=-0.6」+「YV12 Chroma Upsampling」+「最適なレンダラ設定」にして衛星放送の録画を再生してみる。
…フルスクリーン時、GPU Load 83%。
なんじゃこりゃ、HD4650の時は50%にも達しなかったか記憶があるから、MPC-HCのシェーダープログラムが変更されたのだろうな。
「完全な浮動小数点演算をする」を「半浮動小数点演算をする」に変更して、GPU Load 42%ぐらい、常用はこれでいいか。
ちなみに再生画質が優れている順にすると、
「完全な浮動小数点演算をする」>「半浮動小数点演算をする」>「10ビットRGB出力(浮動小数点演算のチェックは外す)」>チェック無し
に、なる。
GPU Loadもこの順。
もっとも、「10ビットRGB出力」以上は見て判る差があるか難しいので、無理に一番良い手法にしなくても良いと思う(記事の最後に比較画像あり)。
これよりも「Bicubic A=-0.6」や「YV12 Chroma Upsampling」の方がずっと画質に対する影響力が高い。

次は消費電力関係、H657H1Gは、DVI/HDMI接続のみだと、GPU:100MHz/MEM:150MHz/VCC:0.9Vまで落ちる。
AMD Overdriveが有効になっていると、GPU:157MHz/MEM:200MHz/VCC:1.0Vまでしか落ちない。
デュアルモニタ接続にすると、GPU:250MHz/MEM:899MHz/VCC:1.0Vになってしまう。
メモリクロックが最大のままで落ちないのはドライバーの問題と思われるので今後の改善に期待する。
なので、今回はシングル接続での消費電力を測った。

システム構成:
【CPU】Core i5-2500K
【M/B】Biostar TH67XE
【RAM】IO DDR3-1333 2GB×2
【VGA】HIS H657H1G
【Sound】オンボード
【LAN】Intel(R) Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT
【HDD】Intel SSD 80GB / WD20EADS×2 / WD20EARS(4プラッタ品)×2
【光学】なし
【電源】ENERMAX EPG500AWT
【FAN】KAZE-JYUNI PWM
【OS】Windows 7 Home Premium 32bit
※測定時HDDオフ状態、動画再生はLAN越しの別のPCのHDDのデータ。

アイドル 41.5W
アイドル(デュアルモニタ) 45.0W
FurMark中 89.5W
prime95中 110W
prime95+FurMark中 136W
地デジ録画をPowerDVD8でフルスクリーン再生 約53.4W。
地デジ録画をEVR Cus.(Cyberlink Video/SP Decoder)でフルスクリーン再生 約58.3W。
地デジ録画をEVR(以下全てffdshowデコード)でフルスクリーン再生 約52.6W。
地デジ録画をEVR Cus.でフルスクリーン再生 約58.7W。
地デジ録画をEVR Cus.(半浮動小数点演算)でフルスクリーン再生 約61.7W。
地デジ録画をEVR Cus.(完全な浮動小数点演算)でフルスクリーン再生 約65.8W。

比較用にHD5450時の測定値をHDDオフ状態と見なして校正した物、
アイドル 43.5W
prime95中 112W
prime95+FurMark中 122W
こちらはデュアルモニタ接続なのでご注意(アイドル時、GPU:157MHz/MEM:200MHz/VCC:1.0Vになる)。

仕様では、
・HD5450(DDR3):消費電力6.4~25W
・HD6570(DDR3):消費電力10~44W
となっているが、計測値からするとHD6570は全体的にもう少し低いのではないかと思う。
アイドル時はクロックと電圧がかなり下がるので、HD5450に匹敵する程消費電力が低いし、負荷を掛けた時も仕様程の差は無い。
これでベンチでの性能差は約3.3倍だった。
シェーダー数が4倍でバス幅2倍だから順当な結果だろう、ワットパフォーマンスは高い。

地デジ録画再生時の消費電力を見てみると、DxVAを使うCyberlink Video/SP DecoderとCPUデコードのffdshowで、消費電力にほんのわずかしか差が出なかった。
MPEG2のデコードが今や、CPUに取って大した負荷では無い事が現れている。
Blu-rayクラスのH264デコードではもっと差が出るだろうが、DxVAに常にメリットがある訳ではない事を頭に入れておこう。
用途に合わせて柔軟に使い分けるのが良い。

総評は、やっと動画再生で理想的な設定が出来るようになったので満足(^^)。
HD5450は性能が足りなくてEVR出力に甘んじていた。
でも次の世代のHD75X0が出たら、多分また買い換えると思う。
プロセスルールが40nm→28nmになる事で消費電力が下がって発熱が下がるはずなのでHTPC的に意味があるからだ。


おまけ、MPC-HCのレンダラ設定による画質差:
EVR出力
hd6570 hqv mpc-hc 0 evr
Radeonのスケーリングとクロマアップサンプリングを使用した時の画。
この画像では判別付かないが、スケーリングは以下のBicubic A=-0.6使用時よりもボケが多い。
クロマアップサンプリングも癖がある、赤緑の横縞が白黒の横縞と同じように見えるのが理想的なのだ。
もっとも、ローエンドのビデオカードでも内蔵グラフィックでも、この画になるので限られた性能の中で、優れた物を作っていると感じる。

EVRカスタムプレゼンタ出力で「Bicubic A=-0.6」+「YV12 Chroma Upsampling」+「レンダラ設定→表示→チェック無し」
hd6570 hqv mpc-hc 1 evr cs nc

EVRカスタムプレゼンタ出力で「Bicubic A=-0.6」+「YV12 Chroma Upsampling」+「レンダラ設定→表示→10bitRGB出力のみ」
hd6570 hqv mpc-hc 2 evr cs 10bitrgb

EVRカスタムプレゼンタ出力で「Bicubic A=-0.6」+「YV12 Chroma Upsampling」+「レンダラ設定→表示→半浮動小数点演算をする」
hd6570 hqv mpc-hc 3 evr cs hf

EVRカスタムプレゼンタ出力で「Bicubic A=-0.6」+「YV12 Chroma Upsampling」+「レンダラ設定→表示→完全な浮動小数点演算をする」
hd6570 hqv mpc-hc 4 evr cs float

「レンダラ設定→表示」の設定による画質差はチェック無しとそれ以外では差があるのが判る(ダウンロードしてビュワーで切り替えて見るとか、タブブラウザで別タブで開いて切り替えるとかすると判り易いです)。
しかし10bitRGB出力以下では差はほとんど無い。
高画質狙いの人は必ずこの設定をしよう。
もしVGAの性能が足りなくて、これを設定するとカクカクする場合はすっぱり諦めて、EVR出力にした方が良い。

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