ATH-AD2000のヘッドバンドが破断した

オーディオテクニカのATH-AD2000のヘッドバンドが破断した。
P1010205_20120825103921.jpg
ネット検索を掛けて見ると、同様に破断したという報告があるので、どうも良くある事例のようだ。
それで状態を確認する為に外してみた。
ヘッドバンドの外し方は結構簡単だ。
カバーのネジを2本外してカバーを外すと、中でもう一箇所ネジ止めされているので、それを外すだけだ(後で詳しく解説)。
P1010207_20120825103920.jpg
ネジ穴の所から破断している。
ネジ穴分断面積が小さいので応力が集中して破断したという事か。
設計ミス、強度計算の失敗の類だ。
これでもワッシャーを入れれば補強になって折れづらくなるのにと思ったが、カバーとネジ頭に0.5mmの隙間も無く、ワッシャーも入れられなかった。
なにがしか改造しないと、この欠陥は解消しない。

まずはオーディオテクニカのサポートにヘッドバンドの弦が破断したのでパーツのみ売ってくれと聞いてみた。
ネジを回すだけで交換出来る物なので、修理に出すのは馬鹿らしい。
しかし回答は「修理にて対応させていただく内容であり、申し訳ございませんが部品のご提供は出来かねます。」だった。
既に外してしまった画像を送って自分で交換出来ると説明しても変わらず。
そして修理代金は「ATH-AD2000ヘッドバンド交換修理費用:約\9,500/1本,約\15,800/2本。」
妙に高い修理代金だ。
馬鹿らしいので自分で直す事にしよう。

分解の仕方を解説。
最初にウイングサポート部を外す。
P1010209.jpg
オーディオテクニカHPの「交換のしかた(ヘッドパッド& ヘッドトップ)」を参考。

ハウジング内側の2本のネジを外す。
P1010210_20120825103919.jpg
緩み止めが塗ってあるので、ネジ頭を舐めないように慎重に。

カバーを開けた所。
P1010213_20120825103918.jpg
この状態でもヘッドバンドのネジは回せるが、真ん中のバネを止めているネジを外した方が作業がしやすい。
しかしこのネジにも緩み止めが塗ってあって非常に固かった。
ネジ頭を舐める可能性が1番高いと思う。
以下の作業をやる人以外は真ん中のネジは少し緩めるだけにした方がいいだろう。
少し緩めれば左右にカバーを移動出来る。
P1010215_20120825103917.jpg
以下の作業をやる人はまずヘッドバンドを外した後で、舐める覚悟で根性入れて真ん中のネジを外す。
舐めても外してしまえば、M2.6の6mmネジなので手に入る。
ちなみにヘッドバンドの止めネジはM2の6mmネジだ。
これを両側共やる。

電工用の丸型圧着端子R3.5-4(3.5sq用なら多分何でも良い)を加工
P1010220.jpg
圧着端子は柔らかいのでニッパーでパチパチ切れる。
元々の穴部を切って、2mm径の穴を開ける。
穴開けは電動ドリルがあればあっという間だが、無いのならピンバイス等を買って開ければいい。
そして現物合わせでヤスリで整形。
画像で黒く塗ってるのは錆止めのつもりだったが、それは1番最後だ。
この時点でやっても意味が無かった。

ヘッドバンドの破断部分を金ヤスリで地道に削って差し込む。
P1010221.jpg
実際の作業ではヘッドバンドを削る工程が1番大変だった。
硬い。
形状記憶合金って何製だ?と調べてみたら、チタンとニッケルの合金が一般的らしい。
重量からしてもチタンっぽいし、結構良い合金を使ってるのかも。
とにかく削る工程では新しい金ヤスリを買ってやった方がいい。
使い古しのヤスリだと後悔する事になる。

現物合わせで問題なければ固定。
P1010222.jpg
今回はホットボンドを使った。
圧着端子の穴にホットボンドを突っ込んで、半田ゴテで圧着端子を暖めて、ヘッドバンドを差し込む。
細かい事は気にしない人は圧着端子をカシメても良いと思う。
ヘッドバンドの金属が硬いので、圧着端子の方だけ潰れて固定出来ると思う。
熱収縮チューブを被せて組み付けて出来上がり。
P1010224.jpg
圧着端子の耐久性が未知なので、他の部分のダメージの少ない方法を考えてやってみた。
この方法なら圧着端子が破断しても交換可能だ。
そしてとりあえず元通り使えるようになった。

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