madVRのanti-ringingのテスト

madVR v0.83.0以降に搭載されたanti-ringingフィルタのテストをした。
テスト時の構成:
プレイヤーはmpc-hc
デコーダーはffdshow、YV12出力をmadVRで720x480→1920x1080。
アルゴリズム名等の表記を略。
Lanczos → Lz
Softcubic → Sc
aniti-ringing → AR
例:Lz4+AR、Sc100 → Luma(輝度) Lanczos tap4 + aniti-ringing、Chroma(色差) Softcubic 100
madVRの設定項目の順序とはLumaとChromaが逆なので注意。

HQV Benchmark DVDの1シーンを使ったテスト。
Lz3、Sc80↓
HQV Luma=Lz3 Chroma=Sc80 #1 HQV Luma=Lz3 Chroma=Sc80 #2 HQV Luma=Lz3 Chroma=Sc80 #3

Lz3+AR、Sc80+AR↓
HQV Luma=Lz3+AR Chroma=Sc80+AR #1 HQV Luma=Lz3+AR Chroma=Sc80+AR #2 HQV Luma=Lz3+AR Chroma=Sc80+AR #3

Lz4、Sc80↓
HQV Luma=Lz4 Chroma=Sc80 #1 HQV Luma=Lz4 Chroma=Sc80 #2 HQV Luma=Lz4 Chroma=Sc80 #3

Lz4+AR、Sc80+AR↓
HQV Luma=Lz4+AR Chroma=Sc80+AR #1 HQV Luma=Lz4+AR Chroma=Sc80+AR #2 HQV Luma=Lz4+AR Chroma=Sc80+AR #3

Lz8+AR、Sc60+AR↓
HQV Luma=Lz8+AR Chroma=Sc60+AR #1 HQV Luma=Lz8+AR Chroma=Sc60+AR #2 HQV Luma=Lz8+AR Chroma=Sc60+AR #3

Lz8、Lz8↓
HQV Luma=Lz8 Chroma=Lz8 #1 HQV Luma=Lz8 Chroma=Lz8 #2 HQV Luma=Lz8 Chroma=Lz8 #3

Lz8+AR、Lz8+AR↓
HQV Luma=Lz8+AR Lz8+AR #1 HQV Luma=Lz8+AR Lz8+AR #2 HQV Luma=Lz8+AR Lz8+AR #3

「Lz8、Lz8」と「Lz8+AR、Lz8+AR」の画像が分かり易いが、aniti-ringingで可也のリンギングが消えている。
ちなみにリンギングは拡大率の大きい色差の方が分かり易いので、そちらを重点的に見る事をお勧めします(色の付いてる画像の方です)。
しかしChroma(色差)をSc80やSc60にした画像とLz8にした画像を比較すれば、完全にリンギングが無くなる訳では無い事も分かる。
元々がリンギングの強い手法だと少し残ってしまう。
またSc80のようなリンギングがほとんど無い設定でも、色の境目にある黒い縁が消えてシャープになる効果があり、aniti-ringingを有効にした方が画質的に好ましいという結果が出た。
(黄色と水色の境が分かり易い)

Video Essentialsの1シーンを使ったテスト。
Lz4、Lz4↓
VE Luma=Lz4 Chroma=Lz4 #1 VE Luma=Lz4 Chroma=Lz4 #2

Lz4+AR、Lz4+AR↓
VE Luma=Lz4+AR Lz4+AR #1 VE Luma=Lz4+AR Lz4+AR #2

Lz8、Lz8↓
VE Luma=Lz8 Chroma=Lz8 #1 VE Luma=Lz8 Chroma=Lz8 #2

Lz8+AR、Lz8+AR↓
VE Luma=Lz8+AR Lz8+AR #1 VE Luma=Lz8+AR Lz8+AR #2

斜め縞も縦縞も均一なまま、リンギングだけ消えてる。
例えば一般的な輪郭強調だとこうなる
Lz8+ARの方がLz4よりも全体的にリンギングが少ないのも見て取れる。
以上のテストではaniti-ringingを使う事による画質的なダメージは見つけられなかった。
それは通常の映像を目で見ても同様の結果だった。

従来設定からの変更の指針を書くと、現在使用中の設定からLuma(輝度)もChroma(色差)もaniti-ringing有効にして、1~2段階リンギングの強い設定にするのがいいだろう。
例えば「Lz4、Sc100」に設定していたのなら「Lz8+AR、Sc80+AR」、「Lz3、Sc80」に設定していたのなら「Lz4+AR、Sc70+AR」~「Lz8+AR、Sc60+AR」。
またもしスケーリングアルゴリズムにLanczosかSoftcubic以外を使っている場合は、このどちらかに変更する事をお勧めする。
それ以外のスケーリングアルゴリズムはリンギングを消せる以上、ほとんど使う意味が無い。
もし「Lz8+AR、Sc60+AR」が問題無しなら、「HTPCの高画質設定 第4版」のように設定している方は、ffdshowのスケーリングを利用する設定を削り、スケーリングは完全にmadVRに任せるといい。
その方が画質が良い。
ただし問題になるのはGPU負荷だ。
Radeon HD6570で「Lz8+AR、Sc60+AR」に設定して、1440x1080iの動画を1920x1080で再生するとGPU負荷が80~82%まで上がる。
ここまで負荷が上がるとコマ落ちする。
負荷の問題を解消する方法はより高性能のVGAカードへの交換がベストだろう。
今後の事を考えると安くなってるHD7750辺りか。
もしくはChroma(色差)はaniti-ringing無効の従来設定に戻すかだ。
高画質化の為に必要なマシンパワーはどんどん上がっている。

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