madVR 0.88.10を試した

この記事で使われている略称については「madVRのNNEDI3をテスト」と、そこから辿れる記事を参照して下さい。

マイナーバージョンが87から88に変わって、新しい設定が加わった。
upscaling refinementと、image doublingにNEDIが加わったのがトピックスだろうか。
これらをテストする事にした。
image doublingにocturple luma/chroma resolutionも加わったが、モニターが4Kじゃないと出番がなさそうなので、今回は試さない。
4Kモニターでも、縮小無し設定で480×270の動画でやっと使用されるので、当面無用の長物かと思う。
そのうち8Kモニターが出たら、DVD資産を見る為に利用されるだろう。

以下のテストではimage upscalingはlz3+arに固定。
chroma用の画像も撮ったが、imageだけで判るので割愛。

image doublingテスト
image doubling無し(lz3+arのみ)
madvr10_0.png madvr00_201505302110491c6.png

NEDI
madvr12_0.png madvr02_20150530211103fb4.png

NNEDI3,16neurons
madvr14_0.png madvr04_20150530211103cfa.png

NNEDI3,64neurons
madvr15_0.png madvr05_20150530211103eb6.png

NNEDI3,256neurons
madvr16_0.png madvr06_20150530211136bee.png
処理負荷は、lz3+ar < NEDI << NNEDI3
Jincが無くなったのは、処理負荷的にNEDIよりも重いJincに意味が無くなったからだろう。
image doublingにNEDIを利用すると、double chroma resolutionも自動的にNEDIが利用される。
しかし前回のテストでdouble chroma resolutionのチェックをしても、画質に優位差が無いとなったので、これがメリットになるとは言えない。

画質は、NEDI ≒ lz3+ar < NNEDI3, 16neurons
鮮鋭度はこの中では、lz3+arが一番高く、NEDIが一番低い。
輪郭の繋がりの良さではNNEDI3が飛びぬけて良く、NEDIはlz3+arと比べても、良いとは言えない。
NEDIの立ち位置は、NNEDI3並にリンギングが無く、softcubicよりも鮮鋭度が高い、という所だ。
画質の何を重視するかで、NEDIを使うかが決まる。


次にupscaling refinementのテスト。
image upscalingはlz3+ar、chroma upscalingとimage doublingをNNEDI3, 64neuronsに固定。
refine the image only once after upscaling is completeにチェック。
apply SuperRes firstのチェック無し。
FineSharpとLumaShapenとSuperResの効きの違いを示す為に、一部chromaの画像を載せます。

FineSharpデフォルト(mode: 1)
madvr20_0.png madvr40.png

FineSharp mode: 2
madvr21_0.png madvr41.png

FineSharp mode: 3
madvr22_0.png madvr42.png

FineSharp mode: 1 strength: 8
madvr23_0.png madvr43.png

FineSharp mode: 2 strength: 8
madvr24_0.png madvr44.png madvr24.png

FineSharp mode: 3 strength: 8
madvr25_0.png madvr45.png
FineSharpはモード2が良いように見える。
ただしこれは720×480→1920×1080と相性が良いだけという可能性があり、違う解像度のモニター、違う解像度の動画の場合は、別のモードの方が良いのかもしれない。

そしてupscaling refinementの項目全てに共通するが、強度を最大にすればリンギングが確認出来るが、デフォルトの設定は粗が出ない無難な物になってるし、どれも出来の良い輪郭強調なので、隠し味的に使うのは有りだと思う。

LumaSharpenデフォルト
madvr26_0.png madvr46.png

LumaSharpen strength: 3
madvr27_0.png madvr47.png madvr27.png

SupeRes NNEDI3 defaults
madvr28_0.png madvr48.png

SuperRes NNEDI3 defaultsでstrength: 1に変更
madvr29_0.png madvr49.png

SuperRes NNEDI3 defaultsでstrength: 1、error upscaling quality: highに変更
madvr30_0.png madvr50.png madvr30.png
error upscaling quality: highにするとリンギングが強くなり、クッキリさも増す。
error upscaling quality: medium時のstrength値を半分にして、error upscaling quality: highにすると、クッキリさがほぼ同等になる。
処理負荷はerror upscaling quality: highは非常に重い。

upscaling refinementはNEDIの鮮鋭度の低さをカバーする為に付けられた物兼、4Kモニターだと拡大率が高くなってボケが増えるので必要になった物、という感じ。
でもNEDI+upscaling refinementを使うなら、lz3+arやlz4+arと良く比較すべき。
処理負荷に見合う差は無いとなる可能性がある。
NNEDI3が使える環境では、NEDIは検討する必要は無い。
NNEDI3+upscaling refinementはお好みで。

upscaling refinementの項目を有効にする順番は、上のテスト設定と同じ場合は、
SuperRes(デフォルト)→FineShape(mode: 2)→LumaShapen(デフォルト)が良いだろう。
ここの設定は多すぎるので、どこか変えると、上の順番にならない可能性は高いので参考程度に。
また、madshi氏も設定項目が多すぎる事は認識してるので、設定が整理されるまで待つのも手だ。

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