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テレビを買いました(測定編)

まずは消費電力の測定。
断りの無い箇所は全てPC画面をHDMI入力した状態。
ほぼ真っ黒な画面とほぼ真っ白な画面の2状態で測定。

LG 32LA6600
電源Off時:0.0W(計測未満)
標準(バックライト70):38.6~60.9W
シネマ1(バックライト60):48.4~57.0W
省エネ(バックライト50):36.4~56.3W
ゲーム(バックライト80):53.3~62.3W
ゲーム(バックライト100):60.6~69.8W
ゲーム(バックライト0):21.8~30.5W

以下スピーカー設定を外部スピーカーに変更
ゲーム(バックライト80):50.2~59.2W
ゲーム(ecoモード最少):28.8~37.0W
ゲーム(ecoモード中):24.8~33.0W
ゲーム(ecoモード最大):19.9~27.9W

標準でテレビ視聴:大体40.0W
シネマ1でテレビ視聴:大体54.5W
PC画面出力中にB-CASカードの抜き差し:差異無し

このテレビの消費電力は、画面が暗いと下がり、明るいと上がる。
標準とシネマ1の消費電力の差はダイナミックコントラストの効き具合の差と思われる。
それ以外の画質設定はほとんど消費電力に影響を与えない。
スピーカーは3W食ってる。
使わないなら外部スピーカーに変更するといい。
eco設定は消費電力は下がるが相応に暗くなる。
定格消費電力90Wだが、計測した感じではそんな消費電力になりそうも無い。
Dell2209WAはバックライトを0まで落としても40Wだったが、それに比べると随分と低消費電力だ。
画面面積2倍以上になってる事を考えるとLED化による低消費電力の凄さがわかる。


パナソニック TH-L42DT60 (以下全て明るさオートをオフ)
電源Off時:0.0W(計測未満)
ダイナミック(バックライト100):62.5~75.9W
スタンダード(バックライト34):30.1~42.2W
リビング(バックライト70):41.1~59.7W
シネマ(バックライト50):20.1~47.6W
シネマ(バックライト50、液晶AI弱):33.8~49.1W
シネマ(バックライト50、液晶AIオフ):45.0~49.1W
シネマ(バックライト0、液晶AIオフ):23.2~27.2W
シネマ(バックライト100、液晶AIオフ):71.2~75.3W

スタンダード(バックライト34)でテレビ視聴:大体43~44W
シネマ(バックライト50)でテレビ視聴:大体42~50W
PC画面出力中にB-CASカードの抜き差し:差異無し
音声入力無しで音量0~100:差異無し
音声入力有りで音量0~50:1Wぐらい変わる

このテレビも画面が暗いと消費電力が下がり、明るいと上がる。
それ以外の画質設定はほとんど消費電力に影響を与えない。
ちなみに真っ黒画面だとバックライトが切れて消費電力19.3Wになる。
音声回りは常に通電しており、切る設定は無い。
ビエラリンクで外部音声装置を付ければ自動的に切れるのかもしれない。
節電視聴は消費電力が下がるが相応に暗くなる。
定格消費電力85Wに嘘は無く、Dell2209WAの3.6倍、LG32LA6600の1.7倍の画面面積なのに、通常使用するような明るさでは消費電力に大差無い。
技術の進歩は素晴らしい。
以上消費電力編終了。


さて、TH-L42DT60だが、設定に手こずった。
どうやっても黒が浮いて色が浅くて立体感の無い画しか出ない。
その上画面の4隅のバックライト漏れも酷く、特に左下は画質にダメージを与えるレベル。
そのくせ全白を出すと4隅が暗い。
多分出荷時にエリア調整して中間調で明るさが揃うようにしてるのだろう。
で、実は気に入る感じにならなかったので、とっとと売り払って買い替えようかとも考えたのだが、一応は比較してこれに決めたのだから、買い替え候補が決まらない。
という訳で考えを改めてキャリブレーションしてみる事にした。
i1 Display Pro
P1060509.jpg
照度計で彩度計、ホームユースにはこれで十分との事。
使ってみて1日で判った事だが、付属ソフトは調整したい人には使い物にならない。
なのですぐHCFRに移行する事になる。
だったらColorMunki Displayで十分だった。
6000円程無駄に出費してしまった。

ダイナミック(明るさオートオフ、液晶AIオフ)
TH-L42DT60 Dynamic Default

スタンダード(明るさオートオフ、液晶AIオフ)
TH-L42DT60 Standard Default

リビング(明るさオートオフ、液晶AIオフ)
TH-L42DT60 Living Default

シネマ(明るさオートオフ、液晶AIオフ)
TH-L42DT60 Cinema Default

シネマプロ
TH-L42DT60 CinemaPro Default

デフォルトでの傾向は色温度が高過ぎでガンマがうねっている。
色温度中-低で実測9000度、低で実測7600度。
ガンマがうねる主な理由はピクチャーの値が高過ぎる事。
ピクチャーを85まで落とすと、どのモードでもガンマが素直なカーブになる。
ただしこれによって最明部が暗くなるのでコントラスト値が下がる。
元々の設定はIPSのコントラストの低さをカバーする為と思われる。
以上のように測定する事で問題点と解決法が速やかに突き止められた。
そしてこのテレビは非常に細かく映像設定項目があるので、補正は思い通りに行えた。

シネマプロ キャリブレート後
TH-L42DT60 CinemaPro Caribrated
ガンマ値は現在では2.2~2.4の間で設定するのが常套になってるので、目視で好ましい2.4にした。
キャリブレート後はコントラスト値以外は文句無しの数値。
ANSIコントラスト値769:1はIPS故に目をつぶる所か。

で、きっちりキャリブレートした設定を使ったのかというとそんな事は無く、実際にはこっちの設定を常用している。
ユーザー キャリブレート後
TH-L42DT60 User Caribrated
このテレビは赤が少しだけBT709よりも深く出るので、それを生かした。
数値ではほんのちょっとの差だが、これで赤が薄い感じが無くなった。
キャリブレート後は非常に素直ですっきりした画調になって、測定値では悪くなってるコントラストも目視では感じられず、不満の無い物になった。
不満を感じたら測定、これが重要だと再確認した。

おまけ:
実家にあるSHARP LC-32D30もキャリブレーションしてみた。
キャリブレート後
SHARP LC-32D30 Calibrated
キャリブレート前は可也酷い値だったが、明るさに関わる所を色々弄ってると素直な数値になる所が見つかった。
緑が可也ずれてるのと、暗いのはどうしようも無さそうだ。
目視では全然感じないが、実際には可也暗いテレビだ。
明るさも性能の一つだが、こういう面でもテレビは地味に進化している。
こちらはキャリブレート後に目視で色の濃さを3ポイント増やして終了。
VAパネルのウォッシュアウト分増やした感じだ。

テレビを買いました

最初の状態
P1060148.jpg
モニターはDell2209WA。
22インチで1680×1050解像度のIPS液晶。
以前はプロジェクターがあったのでPCのモニターは小さくてもよかった。
だいたいこのモニターは名機と言ってよく、パネルむらが無く、遅延も無く、測定値も良く、値段を考えると非常に優秀なモニターだった。
が、現環境はモニターで動画も見る事になるので、画面サイズに不満が出た。

LG 32LA6600
P1060150.jpg
PCモニターは大きくても30インチ、動画を見るには不満が出るだろうと思い、TVをPCモニターに使おうと考えた。
32インチで現行唯一の1920×1080解像度、IPS液晶。
近距離で見るからIPSの視野角の広さはポイント高い。
このTVは韓国メーカーという事に抵抗があったが、32インチには他に選択肢も無く、消去法で買った。
だが実際に色々触ってみるとなかなか良い品物だった。
デフォルトの映像が過不足無い物だし(正確な映像という意味では無い)、調整項目が多くて十分に弄れ、IPSにしては黒が沈みコントラストのある映像が出る。
ただし少し輝度むらがある。
総評では国内メーカーのTVと十分比肩出来る物だと思う。

机上に32インチTVを置くとなかなかの迫力で、これだけ大きければ十分だろうと思った。
が、3日で慣れた(笑)。
そして一週間後にはまだ画面サイズが足りないと感じるようになった。

という訳でパナソニック TH-L42DT60
P1060413.jpg
これもIPSで近距離視聴でも色の変化は感じられない。
この距離だとTNは論外、VAもSHARP以外はウオッシュアウトが感じられるので、IPSから選んだという訳。
これでやっと画面が小さいと思わなくなった。
購入してから1ヶ月経っても画面サイズに不満が無いから、多分大丈夫だと思う。
でもちょっとだけ46~47インチぐらいにしてもいいかも?と思ってる自分が居る(笑)。

次回は測定編です。

あと上の画像に写りこんでるのでついでに紹介、DAC付きヘッドフォンアンプ FOSTEX HP-A8
P1060365.jpg
大きな音を出す訳にはいかないので購入。
非常に良いオールインワンの製品で、これを買えば他に目移りする気がなくなるような物。
ちなみにPCとは5C-2Vを使った自作同軸デジタルケーブルで接続。
USBケーブル2種類と光ケーブル2種類と同軸デジタルケーブル3種類を試して決めた。
ヘッドフォンはATH-AD2000

オーディオのノイズ対策

沖縄は今日も雨なので2連続でオーディオネタ。

光デジタルケーブルを使っている理由は同軸デジタルケーブル接続よりもスピーカーから聞こえるフロアノイズが減る為だ。
そしてノイズの発生源だったエアコンを使わない季節になって、改めて比較してみたが光と同軸でフロアノイズにやはり差が出る。
音自体は小さな物で、静かな環境にしないと判らないような差ではある。
このノイズの理由を突き止めてみる事にした。
システム機器を一つずつ電源を入れたり切ったり、接続の仕方を変えたり、アクセサリーを使ってみたり。
その結果ノイズを実際に出してるのはパワーアンプのTA-N1、そしてTA-N1がノイズを出す原因は、HTPCの電源から出るノイズが電源ケーブル伝いにパワーアンプに伝わっているせいだという事が判明した。
エアコンが点いてる時に出るノイズも電源経由と見ていいだろう。
つまりTA-N1は電源ノイズにめっぽう弱いという訳だ。
……まあぶっちゃけ前からそうだと思ってました。
プリアンプのC-AX10はTA-N1程電源ノイズの影響を受けない事も確認した。

で、ノイズの発生理由を突き止めてる時に意外にも効果的だった物がフェライトコア。
ラジオ帯域の電波を遮断する物だと理解してたので、今まで気休めのつもりで使っていたが、試しにHTPCからパワーアンプまでの電源経路に付けてみるとノイズが減る。
1個2個では判別出来ないが4つぐらい付けると聴感上減る。
これはイケると感じて、手持ちでは足りないので秋月電子から追加購入して、付け方を色々試して決定したのがこれ。
パワーアンプの電源ケーブルに大型のフェライトコアを8連装。
P1010850.jpg
そして逆に壁コンからプリとHTPCまでの経路は今まで合計4個付けてたけど全部取った。
プリとHTPCの経路に付けるとどうやっても大人しい音になる。
プリは電源ノイズの影響をあまり受けないので、メリットとデメリットを秤に掛けての選択だ。
パワーアンプの電源ケーブルには付ければ付ける程、スピーカーから出るフロアノイズが減ると感じたので、大型のフェライトコアを全投入した。
付け方は並べて付けるのが一番良かった。
両端に分けて付けるのも、均等に離して付けるのも音への悪影響が大きかった。
理屈では並べて付けるとノイズ遮断帯域が低周波に移る。
でもこれは聴感上の音の善し悪しには直結しないはずの理屈だ。
でもまあこの付け方がノイズ対策にも良いのかもしれない。

今までは漫然とオーディオシステムのあちこちにフェライトコアを付けていたが、こんな物でも使い方一つで大きく音が変わる事を体感した。
知らずに音を悪くする事をまだいくらでもやってるに違いない。
オーディオの道はまだまだ奥が深い。

さて試行錯誤の末、小型のフェライトコアがオーディオシステムから排除されたので、オーディオ以外の機器に付ける事にした。
プロジェクターの電源ケーブルに5連装。
P1010855.jpg
以前はHDMIケーブルの両側にも付けていたが外した。
ケーブルの両端にフェライトコアが付いてる市販ケーブルを見掛けると思うが、これは電波障害対策で、ケーブルがアンテナとなって電波を受信してしまうのを防ぐための物だ。
元々十分にシールドされているケーブルなら不要との事。
使ってるHDMIケーブルは3重シールドで、フェライト有り無しの差が体感出来なかったので外した。

プロジェクターとメインPCとモニターを繋げてるタップの根本に8連装(笑)。
P1010858.jpg
タップのケーブルの壁コン側にも1つ付いてるので計9つ。

電話やルーターモデル、ハブ等の省電力機器用のタップの根本にも5つ。
P1010859_20121202141705.jpg
これも壁コン側に1つ付いてるので計6つ。
フェライトコアで効果を出そうとすると何ターンも巻きつけるか多連装する必要があると感じたので箇所を絞って大量投入する使い方に変更した。
でもさすがにこんなに付ける必要は無いはずなのでエアコンを使う季節になったら何個かそっちに移動させる予定。
これでAVに影響があったかというと、体感上まったく無かったが、精神衛生上の効果を持って良しとしよう。
だいたい余り物だし。

フェライトコアは秋月電子で買えば1個50~200円と安いし、ノイズに悩まされている人は試してみる価値はある。
何千円もつぎ込むならちゃんとしたノイズフィルターを使うのが正解だと思う。

光デジタルケーブルを試してみた その3

光デジタルケーブルを試してみた その2」の光デジタルケーブル、その後一ヶ月ばかり使って慣らしが終わって音が落ち着くと、高域の取りきれてなかったピークが聞こえるようになってきた。
自己融着テープを巻いてダンプして殺したと思っていた金属プラグの音だが、完全に取りきれなかったようだ。
とはいえ一ヶ月も経ってから判別出来るようになった物だから、ケーブルの味といってもよいぐらいの物で、出来の良いケーブルと比較しないと気づかない程度ではある。
でも気づいたので改修する事にした。

100均でマンドレルと切断砥石を購入、金属プラグ部を割って除去する事に。
P1010806.jpg

作業終了。
P1010808.jpg
ケーブルに少し傷を付けてしまったが、この程度は想定の範囲内。
再びポリエステル網組線を被せて音出し。
音は高域が自然で伸びやかになり随分変わった。
鳴いてた金属が無くなったので高域のピークが無くなり、ダンプの自己融着テープが無くなったので高域に伸びが出たという所か。
ただし悪くなった部分もあり、音が軽くなったのと少しナローになった。
光デジタルケーブルにしてから感じる音の軽さ(力感の無さ)だが、元々使ってた自作同軸デジタルケーブルが174g、この光デジタルケーブルは現在の状態で120g、この重量差が音に出ているように感じる。
試しにフェライトコアをたくさん付けて見た。
P1010829.jpg
1個30g合計150gの増加、嘘みたいだがこれで音に重量感が出てきた。
フェライトコアを付ける位置も色々試してみたが、両端のコネクタ部に負担が掛かるような位置に付けると良くない。
床と接触する位置に付けると悪影響が少ないという結果だった。
光デジタルケーブルのコネクタ部は樹脂製で丈夫とは思えないので、あまり重量が掛かるのは不味いのかもしれない。
結局画像の付け方が一番良かった。
この結果を受けて再改修、鉛テープを買ってきて巻きつけた。
P1010835.jpg
250g分、ケーブル重量は合計370gになった。
持つと非常にズッシリとしている。
接続して音出し。
P1010839.jpg
鉛は巻いた直後は高域に対する影響が大きいので、まったく期待してなかったが、割りと普通の音が出てきた。
今の所癖も無く軽くも無く過不足無い音という感じだ。
鉛による高域のダンプの影響が取れるのは一ヶ月くらい掛かるので、またしばらく様子を見るとしよう。

光デジタルケーブルを試してみた その2

前回の記事から1ヶ月半経ってしまったが、「Amazonベーシック TOS-Link(トスリンク) デジタルオーディオ オプティカルケーブル 1.8m」はその後改善が目覚しく、高域が伸びて情報量が増えた。
が、それに伴ってバランスも高域寄りになり、細いケーブルにありがちな、腰高な音になってしまった。
そしてエッジの弱い力感の無い傾向は変わらず。
609円という値段から考えるとハイコストパフォーマンスだが、常用には物足りない。
そこでもう一本試してみる事にした。

富士パーツ FVC-5010HG (1760円)購入。
P1010295.jpg
内側から、
・Amazonオプティカルケーブル
・新規購入のFVC-5010HG
・自作同軸デジタルケーブル
選択の基準はケーブル外径が太く硬い事。
FVC-5010HGはケーブル径8mmと光デジタルケーブルとしては極太で、被覆が硬いというレビューがあったので決めた。
ちなみに自作同軸デジタルケーブルは10mm径だ。

FVC-5010HGの商品ページは光デジタルケーブルという事を考えると変な事が書いてある。
金メッキプラグも3重シールドも光伝送には意味が無いからだ。
ただこれらを振動対策と考えると意味が有る。
重量増や異種素材使用による振動減衰が見込める。
光ケーブルその物は振動しても伝送に影響が無いはずだが、ケーブルは必ずコネクターを介して機器と接続されている。
ケーブルの振動対策は機器との接続部の振動対策に繋がり、結果として音に影響していると理屈付けられる。

FVC-5010HGの音質はエッジが強く張りがあるがレンジは程々。
高域はある所まで伸びてからストンと落ちる。
音の広がりや情報量も悪く無いが、付帯音が多く汚い音に感じる。
付帯音には2つの理由が考えられ、1つはケーブルに付いてる強い曲げ癖。
パッケージが小さくてきつく曲げられたのが、硬いせいで広げて放置しても中々取れない。
もう1つの理由は金属製プラグ。
P1010351.jpg

外して試聴してみるとプラグの鳴りが判別出来る。
P1010352.jpg
このプラグがこのケーブルのキャラクターの半分ぐらいを作ってるのが判る。
しかしこれなら手を加えれば見込みがありそうなので、FVC-5010HGを弄る事にした。

まず金属プラグの金色部は切断しないと取れないのでそれは諦めて、プラグ部から遠ざけてケーブルの真ん中でまとめて自己融着ブチルゴムテープ19x0.5x120mmでグルグル巻きにして防振。
P1010514.jpg
(画像は既にポリエステル網組線を被せた後)
テープの量は聴感で試行錯誤して決める。
100mm分くらい巻きつけた後に10mm単位で足して調整すると良いと思う。
巻いた直後と時間が経った後では音が変わるので要注意。
巻いた直後は張力が掛かっていて、これが高域に強く影響する。
だから1日以上置いてから音をチェックしないと、何時までも音が決まらない事になる。
この時点でバランスが良いと感じる音に追い込むのが重要。
鳴きによるピークが無くて、高域が死なない所に追い込むと、レンジが広く聴こえるようになる。

次にプラグ部に鉛テープを巻いて重量増、音の力感アップを狙う。
P1010512_20121014121123.jpg
画像上が比較用の外した金属プラグ、真ん中が鉛を巻きつけた物、下が比較用の自作同軸デジタルケーブルのプラグ部。
鉛の量はプラグ両側合わせて28~9g分ぐらい巻きつけた。
ありったけ巻いただけで調整して決めた量では無い。
この前の段階で付帯音の原因を取ってバランスが取れてれば、ありったけ巻いても問題は無い。
事前にバランスが取れて無いとハマる。
私はハマった(笑)。
鉛は固有音が少なく振動吸収性が高いので、巻きつける時に引っ張るとあっという間にデッドな音になってしまう。
これは時間が経てば馴染んで解消して行く。
馴染む速度は自己融着ブチルゴムテープなんかの樹脂系よりも数倍遅い。
この性質を理解してないと鉛は効きすぎて使いづらい素材に感じる。
鉛テープを使う際のコツは、巻きつける時に強く引っ張らず、指で押し付けて密着させるような感じで巻いていく事。
それでも多少は引っ張る事になるので、鉛を巻く前に音決めを完了して、後は信じて待つ事。
あと画像では目立たないが、差し込み部にアルミテープを貼って太さ調整して、ガタつきを無くしている。

最後に熱収縮チューブを被せて出来上がり。
P1010516.jpg
被せて冷ました後で軽く揉んであげると馴染みが進んで音が早く落ち着く。
全体
P1010513_20121014121219.jpg
ポリエステル網組線も被せた。
これはお好みで。

改造後の音質は締まってガッシリとした力感のある音で、付帯音は少なく解像度は高く、低域は押し出しが強く、高域はまだ少し締め付けられた感があるが時間と共に解消するだろう。
自作同軸デジタルケーブルと比較すると、全体的な傾向は似ているが、自作同軸ケーブルの方が高域がきらめき、全体に膨らみが感じられ、光デジタルケーブルの方がドスが効いてる。
この音なら良し。
光デジタルケーブルを常用だ。

アバック イベントキャラバン2012 in 沖縄

行ってきた。
小さな会場だったが、出展に無駄が無いように考えられていて、面白いイベントだった。

2Fでやっていたプロジェクターシュートアウト
P1010314_20120909201834.jpg
左からDLA-X70R、LVP-HC7800D、EH-TW8000W
全て同じマットスクリーンに投影、プロジェクター側はシネマモードに統一。
シネマモードの内容は各社違うので厳密な意味での比較にはならないので注意。
各プロジェクターの使用パネルは反射型液晶、DLP、透過型液晶と違う種類の物を揃えていて考えられている。
この他にDLA-X30の映像もDLA-X70Rと切り替えて見る事が出来た。
沖縄に来た後に発表されたプロジェクターの映像は見た事が無かったので良い体験になった。

各プロジェクターの印象:
DLA-X70R
2Fにあったプロジェクターの中でもっとも映像の色合いが良かった。
高圧水銀ランプの光は赤が弱いので光学フィルターを使って青と緑をカットして白色に近づけて使うのがコンシュマー用プロジェクターのセオリーだが、DLA-X70Rのシネマモードは通常モードにもう1枚光学フィルターを重ねて、光源の純度を高めているのだそうだ。
その成果がはっきり出ていて白が偏らず全体にスッキリとした良い色合いが出ている。
この辺は価格帯の違いを見せて面目躍如という所か。
ただしフィルターで光の大部分をカットしている為映像に力が無い。
またビクターのプロジェクター全てに共通する欠点だが一画面内で出せるコントラストが低い。
他のプロジェクターと並べて比べると判る。
明るい映像ではコントラストが低目になりそれに伴って色も薄くなる。
コントラストと色は連動した項目なのだ。
逆にコントラストが高いと色も鮮やかになる。
そして画面がフェードアウトする場面ではアクティブアイリス搭載機かと思う程スーッと黒が沈み、他のプロジェクターを突き放して真っ黒になる。
この全黒時に真っ黒になるのがビクター機の魅力だろう。

DLA-X30
DLA-X70Rと比べるとシネマモードでも光学フィルターが入らないので画面全体が黄緑に傾き、スッキリしない色合いになる。
以下のプロジェクターと比較しても顕著に色が悪かった。
その代わり明るく元気の良い画像が出て、そこに別な魅力がある。
こちらの方が好みと感じる人がいるだろう。
上級機との差別化と考えると違う個性で良いと思う。

LVP-HC7800D
シュートアウトされていたプロジェクターの中で1番暗く、割を食っていた感があるが映像自体はまとも。
特徴的な所は無い。
本当はDLPプロジェクターが1番一画面内で出せるコントラストが高いはずなのだがここまで明るさに差があると判らない。
あと動画性能も高いはずだが映像がゆっくりした物ばかりで、それも確認出来なかった。
カラーブレイキングは昔のDLPプロジェクターよりも減っているように感じた。
それでもチラチラ見えるので自分では使う気にはならない。
LVP-HC7800Dは3Dが素晴らしいという話だが見損ねたのは失敗だったかも。

EH-TW8000W
2Fでシュートアウトされていたプロジェクターの中で1番印象の良かったプロジェクター。
色合いではDLA-X70Rに負けるが、並べて入念に比較しないと判らないレベル。
ランプ出力が高く明るくエネルギッシュな映像。
ANSIコントラストもビクター機よりも確実に高く、明るい映像ではっきりくっきり色鮮やか。
そしてこのプロジェクターだけ3D映像が見れたが、3Dに対するイメージを覆す程出来の良い映像が出ていた。
この3Dなら物珍しさ以上の価値がある。
そしてプロジェクターの騒音が非常に静かなのも気に入った。


1Fではシアタールームを構築してVPL-VW1000ESを投影していた。
P1010319.jpg
音はパイオニアのAVアンプでFOSTEXの5.1Chを鳴らしていたが、値段なりで特別な感想は無い。
4KプロジェクターのVPL-VW1000ESの映像は素晴らしかった。
2Fでシュートアウトしていたどのプロジェクターよりも上。
色合いも明るさもコントラストも申し分ない。
発色が偏らないのでスッキリした画調なのに、白が伸びるので鮮烈さがある。
アバックのスタッフは全黒はビクターに負けると言っていたが、暗い映像ってぐらいの物では負けてる感じは無い。
リアリティクリエーションによる解像度アップは上手く機能していて非常に鮮鋭感が高いが、OFFとの比較はミスリードを導かせてるので注意が必要だ。
OFF時の映像はスケーリング手法が多分Bilinearで低級な手法。
Bilinearで拡大した映像は元映像よりも可也ボケる。
この手法で拡大するぐらいなら、しない方がマシだ。
そういう映像と比較してリアリティクリエーションは凄いだろというのはどうだろう?
ちなみにリアリティクリエーションは周辺の画素を見て統計的にこれが来るという画素で間を埋める手法。
スケーリングとは違う。
本来の映像とは違う物が入ってくる訳だが、粗が出ず良く出来てる。
動画性能は文句無し。
スターウォーズEP3の冒頭で確認。


今使ってるVPL-HW10からの買い替えを考えるとなるとどれだろう?
値段を考慮した選択ならEH-TW8000Wだろう。
これは3Dに興味を湧かせてくれた。
2D画質も欠点が無い。
でもVPL-HW10もビーズスクリーンと組み合わせて、癖のあるデフォルトモードを追い込んでいけば、買い替える程では無い所まで行けるので決め手には欠ける。
値段無視ならVPL-VW1000ESで、これは確実に性能が上だと感じた。
ただまあ140万も出せないので、現実的には3年ぐらい待ってこの性能がエントリー機に落ちてくるのを待つ。
昔は3年で上級機の性能がエントリー機に落ちてきたが、VPL-HW10から3年経った現行プロジェクターの性能はVPL-HW10よりも格段に良くはなってない感じだった。
数年前に比べるとプロジェクターの進化速度が遅くなってる。
薄型テレビの大型化が進んで80インチモデルが発売されている現状ではプロジェクターの市場は小さくなるばかりなのだろう。
もしかしたら自分も3年後の買い替えは100インチ薄型テレビになってるのかもしれない。

アバック イベントキャラバン2012 in 沖縄 (予告)

P1010249.jpg
まさかの沖縄でのホームシアター関係のイベント。
特設ページには今年もみたいな事が書いてあるが、他の年にやったという話は知らないぞ(^^;

光デジタルケーブルを試してみた

沖縄は台風通過中。

今の住処はエアコンを使ってる時に、スピーカーから「ジー」という小さなノイズが出る。
原因がハッキリしてるし、エアコンを使ってる時はエアコン自体が音を出すので、このノイズは気にしない事にしていた。

ある日ネットで「Amazonベーシック TOS-Link(トスリンク) デジタルオーディオ オプティカルケーブル 1.8m」というのを見つけた。
609円の光デジタルケーブル。
激安だ。
現在HTPC機とプリアンプの接続は自作の同軸デジタルケーブル。
PCはノイズの塊と言われているので、光デジタルケーブルを一回試してみる価値はあるなと購入。
届いた実物は可也しっかリした物。
ケーブル外径は7mmで太く柔らかい。
プラグはプラスチックモールドだが、大きめで持ち易い。
値段と手触りから導体はプラスチックコアで間違い無い。

早速接続試聴。
ビックリしたのは最初に書いたエアコン利用時のノイズが無くなった事だ。
(後で気付いたがノイズは無くなったのではなく、小さくなっただけだった)
この時期当然エアコン利用中なので、電源を入れて音出し前に気付いた。
同軸デジタルケーブルではノイズが出て、光デジタルケーブルではノイズが出ないという事は、エアコンが出してる(多分)電源ノイズがPCを経由してプリアンプに流れ込む事で起きてた現象という事になる。
この時点で自作同軸デジタルケーブルから光デジタルケーブルへの交換決定。

肝心の音質だが、ナローで情報量が減り、スカスカした感じがある音だ。
ただしバランスは良く、SN比も良い。
エアコン原因のノイズが無いのが音に好影響を与えている。
エアコンを使わない状態なら自作同軸デジタルケーブルの圧勝は間違いないが。
こうは書いても結局はケーブル一本の差、全体的に見れば大同小異、他人には有意差を感じられない程度の差だろう。
ケーブル自作を何度もした経験からAmazonの光デジタルケーブルの音質の原因を考察すると、プラグがプラスチックのモールドでケーブル自体も柔らかいのが音に現れていると判断した。
プラグは重量級の金属製が使えなければむしろこの方が好都合。
安い金属プラグは安っぽい音を出す。
ケーブルはもっと硬い方がナローさが無くなるはず。
ちなみにケーブルでデジタルデーターに差が出るとは思っていない。
光デジタルケーブルで自分の経験則が当てはまるのか不明なので、まずは別の安い製品を買って違いを感じてみるか。

ATH-AD2000のヘッドバンドが破断した

オーディオテクニカのATH-AD2000のヘッドバンドが破断した。
P1010205_20120825103921.jpg
ネット検索を掛けて見ると、同様に破断したという報告があるので、どうも良くある事例のようだ。
それで状態を確認する為に外してみた。
ヘッドバンドの外し方は結構簡単だ。
カバーのネジを2本外してカバーを外すと、中でもう一箇所ネジ止めされているので、それを外すだけだ(後で詳しく解説)。
P1010207_20120825103920.jpg
ネジ穴の所から破断している。
ネジ穴分断面積が小さいので応力が集中して破断したという事か。
設計ミス、強度計算の失敗の類だ。
これでもワッシャーを入れれば補強になって折れづらくなるのにと思ったが、カバーとネジ頭に0.5mmの隙間も無く、ワッシャーも入れられなかった。
なにがしか改造しないと、この欠陥は解消しない。

まずはオーディオテクニカのサポートにヘッドバンドの弦が破断したのでパーツのみ売ってくれと聞いてみた。
ネジを回すだけで交換出来る物なので、修理に出すのは馬鹿らしい。
しかし回答は「修理にて対応させていただく内容であり、申し訳ございませんが部品のご提供は出来かねます。」だった。
既に外してしまった画像を送って自分で交換出来ると説明しても変わらず。
そして修理代金は「ATH-AD2000ヘッドバンド交換修理費用:約\9,500/1本,約\15,800/2本。」
妙に高い修理代金だ。
馬鹿らしいので自分で直す事にしよう。

分解の仕方を解説。
最初にウイングサポート部を外す。
P1010209.jpg
オーディオテクニカHPの「交換のしかた(ヘッドパッド& ヘッドトップ)」を参考。

ハウジング内側の2本のネジを外す。
P1010210_20120825103919.jpg
緩み止めが塗ってあるので、ネジ頭を舐めないように慎重に。

カバーを開けた所。
P1010213_20120825103918.jpg
この状態でもヘッドバンドのネジは回せるが、真ん中のバネを止めているネジを外した方が作業がしやすい。
しかしこのネジにも緩み止めが塗ってあって非常に固かった。
ネジ頭を舐める可能性が1番高いと思う。
以下の作業をやる人以外は真ん中のネジは少し緩めるだけにした方がいいだろう。
少し緩めれば左右にカバーを移動出来る。
P1010215_20120825103917.jpg
以下の作業をやる人はまずヘッドバンドを外した後で、舐める覚悟で根性入れて真ん中のネジを外す。
舐めても外してしまえば、M2.6の6mmネジなので手に入る。
ちなみにヘッドバンドの止めネジはM2の6mmネジだ。
これを両側共やる。

電工用の丸型圧着端子R3.5-4(3.5sq用なら多分何でも良い)を加工
P1010220.jpg
圧着端子は柔らかいのでニッパーでパチパチ切れる。
元々の穴部を切って、2mm径の穴を開ける。
穴開けは電動ドリルがあればあっという間だが、無いのならピンバイス等を買って開ければいい。
そして現物合わせでヤスリで整形。
画像で黒く塗ってるのは錆止めのつもりだったが、それは1番最後だ。
この時点でやっても意味が無かった。

ヘッドバンドの破断部分を金ヤスリで地道に削って差し込む。
P1010221.jpg
実際の作業ではヘッドバンドを削る工程が1番大変だった。
硬い。
形状記憶合金って何製だ?と調べてみたら、チタンとニッケルの合金が一般的らしい。
重量からしてもチタンっぽいし、結構良い合金を使ってるのかも。
とにかく削る工程では新しい金ヤスリを買ってやった方がいい。
使い古しのヤスリだと後悔する事になる。

現物合わせで問題なければ固定。
P1010222.jpg
今回はホットボンドを使った。
圧着端子の穴にホットボンドを突っ込んで、半田ゴテで圧着端子を暖めて、ヘッドバンドを差し込む。
細かい事は気にしない人は圧着端子をカシメても良いと思う。
ヘッドバンドの金属が硬いので、圧着端子の方だけ潰れて固定出来ると思う。
熱収縮チューブを被せて組み付けて出来上がり。
P1010224.jpg
圧着端子の耐久性が未知なので、他の部分のダメージの少ない方法を考えてやってみた。
この方法なら圧着端子が破断しても交換可能だ。
そしてとりあえず元通り使えるようになった。

Sony VPL-HW10のランプを交換

交換用ランプLMP-H201の購入を前にブログに書いたがあれから半年経って、ランプ使用時間が4500時間を超えた所で、痺れを切らしてついに交換した。
P1000996.jpg
まだ使えるけど購入した交換用ランプの保証期間が無くなるので、その前に使う事にした。
ランプというのは全て新品時が1番明るく、使用時間に応じて暗くなる。
ここまでの明るさの変化を体感で書くと、
3000時間:多分最初の頃よりも暗くなってるのだろうけど問題無し
3500時間:起動直後の明るさが記憶にある物よりも暗く、使う度に暗くなってきたなと感じる
4000時間:暗いので設定を変える、固定アイリス値変更でカバー
4500時間:最後の方はオートアイリス(50~全開)で使用、アイリス全開状態でも最初の頃のような明るさは感じない
振り返ってみると良く持った。
上の変化からすると、Sonyの定めるランプ交換時期は明るさがある値を割る時期に設定しているのだろう。
新旧のランプの外観を比べてみても、
P1000998.jpg
(左:新品/右:4500時間使用)
白っぽくなってるがそれ意外の問題は無い。
昔のプロジェクター用ランプは交換時期頃にはリフレクターにひび割れが走ってた物だ。
昔と比べるとランプの品質が上がっているように感じる。

ランプ交換後は凄まじい明るさが蘇って、久しぶりに眩しいと呟いてしまった。
アイリスは固定で40(最大100)まで絞ったが、それでもランプ交換前のアイリス全開よりも明るく感じる。
というか黒が締まるのでくっきりして見えるという方が正しいのかもしれない。
ビーズスクリーンを使用してるから、多少の事はアイリスの開け具合で吸収出来るが、画質を考えるとランプを保たせすぎない方がいいみたい。
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